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【鬼滅の刃】22巻『第188話』<悲痛な恋情>

第188話<悲痛な恋情>

①激しさを増す無惨の攻撃で甘露寺ピンチに→伊黒、甘露寺を離脱させ手当てを依頼

②伊黒、過去を回想

③伊黒「生まれ変わったら甘露寺に好きだと伝える」

 

 

【主な登場人物】

・無惨

・義勇

・伊黒

・甘露寺

・悲鳴嶼

・実弥

 

【詳細・感想】

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場面は戻り無惨VS柱達。

無惨の攻撃の激しさは増し、柱達も圧され始めます。

中でも甘露寺さんはそのスピードに対応出来ておらず、勘で避けるのが精一杯。。捨て身の覚悟で近付こうとしますが…無惨の攻撃を喰らってしまいます。

それを見た伊黒さんはすぐさま甘露寺さんを離脱させ、鬼殺隊員に手当てを頼むとともに愈史郎さんを探すよう指示します。甘露寺さんLOVEな彼ですから当然の事をしたまでかも知れませんね。

しかし甘露寺さんはまだ役に立っていないと戦場に戻ろうとします。伊黒さんは「十分やった」とし去りますが、去り際に甘露寺さんは涙ながらに「死なないで!!」と叫びます。何だか死〇フラグが立ってしまったような感もありますが…それでなくても主要人物がバタバタと倒れていく漫画ですし、加えて最終決戦ですもんね。。

 

ここから伊黒さんの回想シーンが始まります。

鬼さえ居なければ、何気ない日常で甘露寺さんと過ごせたのに…と妄想想いを巡らせますが、自らの一族の生い立ちからそれは叶わないとのことで、以下、生い立ちの話へと続きます。

 

【伊黒一族の生い立ち】

鬼蛇女が人を殺して奪った金品で生計を立てていた一族であった

赤ん坊が大好物だった鬼蛇女に生け贄として捧げていた

・女ばかりが生まれる家で、370年振り(!)に男の子である伊黒さん誕生

→男は珍しく、育ててから食べるためと生かされていた

→口の形を自分と揃えると言われ口を裂かれた

→逃げる為に毎日簪で木の格子を削り続けた

→迷い込んできた蛇の鏑丸だけが信用できる生き物であった

→逃げる事が出来たが、鬼蛇女に気付かれ追い掛けられる

→当時の炎柱に助けられる

→生き残った従姉妹に「あんたが逃げたせいで50人死んだ!」(※逃げた事により一族の女50人が鬼蛇女に殺された)と罵られ心を抉られる

→やり場の無い思いは鬼に向け鬼を恨んだ

→鬼を倒し感謝されると自分が少しだけ“いいもの”になれた気がしたが、50人の恨みの手に体を掴まれると感じる

→無惨を倒して死にたい。鬼のいない平和な世界でもう一度人間に生まれ変われたら今度は必ず甘露寺に好きだと伝えたい

 

 

…な、泣けます。。

皆それぞれに壮絶な過去をお持ちのようですが、伊黒さんも相当に特殊な、そして誰も想像の出来ないような過去が判明しましたね。

人は生まれる場所を選べませんから、鬼とある意味共存していた呪われた一族に生れ落ちてしまった彼自身に罪はありませよね…。

あまりにも劣悪な環境に身を置いていた幼少期…背負う業が深すぎて普通の人生は歩めなかった彼が心底望むものは、鬼のいない平和な世界なのでしょう。。

 

そしてまさかの愛の告白。すぐに誰にでもキュンキュンしちゃう甘露寺さんと果たして本当に両想いなのかは不明ですが死を覚悟した彼のターンが始まりそうな気配です!

 

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