第187話<無垢なる人>
①無惨VS縁壱→縁壱勝利だが取り逃がす
②取り逃がした事に責任を感じる縁壱
③炭吉の子供を抱き泣く
【主な登場人物】
・炭吉
・縁壱
・無惨
・珠世
【詳細・感想】
前回に引き続き、炭治郎はご先祖様である炭吉の記憶を辿ります。
無惨(&珠世さん)と対峙した縁壱さんは、その男の溢れる生命力を感じ取ります。無惨は呼吸を使う剣士には興味が無いと言い放ち、攻撃を仕掛けて来ます。
その恐るべき間合いの広さと攻撃スピードに、かすり傷でも死に至ると感じた縁壱さんは、生まれて初めて背筋がひやりとした…と。逆に言えば、今までの戦いでは一度もヒヤリとした事が無い訳ですよね。。どんだけ無敵なんでしょう、縁壱さん。。
幼少期から見えている“透き通る世界”で無惨を確認すると、なんと彼には心臓が7つ、脳が5つある事が判明し、この瞬間に剣技の型が完成したとする縁壱さんは、無惨の頸を斬ります!心臓7つ、脳が5つ…足して12。12か所を一連の動きで攻撃したということになるのでしょうか!?
無惨は自らの肉体が再生しない事に困惑した様子で、それを見た縁壱さんは自らの赫刀は鬼に効果覿面であると知ります。
鬼の始祖である彼に「命を何だと思っている?」と問うも、やられた怒りからかその声が彼の心に届く事は無かったようです。倒されそうになった際に、絶望や命乞いをするでもなく“怒り出す”という無惨。。
止めを刺そうと一歩彼に近付くと…無惨は自らの肉体をバラバラに砕け散らせます。
1800に散らばったうち1500少々を斬ったという縁壱さん(そこまで瞬時に数えられるんかい!もう何でも有りの無双さまですな)は、300程度(合わせると人間の頭ほどの大きさの肉片とのこと)逃してしまい、その場に立ち尽くします。
珠世さんは泣き崩れ、無惨が死ななかった事を悔しがります。
縁壱さんは無惨を倒す為に珠世さんに協力を求め、了承を得ます。
無惨を倒せなかったこと、(鬼である)珠世さんを逃したこと、兄が鬼となったことから、鬼殺隊を追放されてしまった縁壱さん。。いや…呼吸も教えて貰って、彼のお陰で力を付ける事が出来たのに追放しちゃうって…そして中には自刃(自害)せよとまで言う者も居たという。。自刃は当時のお館様が止めて下さったとのことでしたが、あまりにも酷い仕打ちだと思います。。
縁壱さんは、無惨を逃してしまった自分自身を責めます。
逃してしまったことによって、また鬼による被害が出るであろうことに心苦しいと…。
一連の告白が終わり沈黙が続きますが、その時、炭吉の子供が無邪気にだっこをせがみます。持ち上げたその時、キャハハと笑う子供の姿に涙し抱きしめる縁壱さん。
その姿を炭吉を通し見た炭治郎は、彼の心がほんの少しでも救われたらと願うのでした。
人間の寿命より遥かに永く生きられる鬼…やられそうになったら逃げて天敵が寿命で亡くなるまで姿をくらますという作戦。。そしてそれを知った縁壱さんは、逃してしまった事を悔いるという…。
縁壱さんは悪くないですよね…本当に炭治郎と同じ気持ちになりました。。
無惨、許すまじ!!
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