第176話<侍>
①黒死牟、頸からの出血を止める→実弥と悲鳴嶼が必殺技で追撃
②追撃を躱し無一郎の刀を抜き去り頸を再生→自らの姿が刀に映り醜い姿に気付く
③無一郎に刺された箇所から崩壊が始まり、実弥と悲鳴嶼に斬られる
【主な登場人物】
・無一郎
・玄弥
・実弥
・悲鳴嶼
・黒死牟
・縁壱
【補足】
※1:刀に映った醜い姿を見て、これが侍の姿なのか?本当に望んだことなのか?と自問自答する→無一郎に刺された箇所から身体が崩れていく
※2:崩壊しながら、生き恥を晒す自分が本当に求めていたもの=「縁壱になりたかった」と気付く
【詳細・感想】
今回も先ずはまたまた回想シーンから…前回のやりとり(ジャ〇とケン〇ロウ風の現代語訳)後の場面です。
いずれ自分たちよりも強い者が出てくるだろうと楽観視する縁壱に、特別なのは自分達の世代だけと慢心していた彼は、気味の悪さと苛立ちで吐き気がし、しかめっ面です。
…気味が悪いだとか苛立ちとか吐き気とか…どんだけ嫌悪感抱いてるのよ…やはり全て嫉妬心からなのでしょうか。正直、ここまでのレベルのものは想像もつかないのですが。。
回想シーンから戻ります。
現在、黒死牟が置かれている状況…
・無一郎さん→胴を両断されても刀から手を離さない
・玄弥→人間が血鬼術を使う
・実弥さん→斬られても斬られても失血死しない
・悲鳴嶼さん→鬼に匹敵する成長速度で限界を超える動きをし続ける
・柱たち→日の呼吸の使い手でない者たちが刃を赤く染める
↓
こんな未来を想像してワクテカしていた縁壱が信じられない!!
という訳で負けたくない黒死牟は頸を斬られてなお諦めず、なんと頸からの出血を気合い?で止めてしまいます。(もう何でもアリ)
これにいち早く気付いた悲鳴嶼さんは実弥さんに攻撃を畳み掛けるよう叫び、
「風の呼吸 捌ノ型 初烈風斬り」
「岩の呼吸 伍ノ型 瓦輪刑部」
そして…なんと頸が再生し、今までとは比べ物にならない程のおぞましい鬼の姿となって復活してしまいます。ちょ、ちょっと…めっちゃ凶悪で強そうなんですけど。。最早原型を留めていないですけど。。
頸の再生に成功した黒死牟は、もう太陽の光以外では死なない無敵モードに入ったと自覚します。(そういえば猗窩座も頸を生やそうとしてあともう少しのところまでいきましたよね)
これは万事休すかと思われましたが、ふと刀に映った自身の姿が目に入った黒死牟。そのあまりに醜い姿を見て、ドン引きします。…ま、まぁ今までも目が6つもあって相当なインパクトでしたが、 角まで生えちゃって最早原型を留めておらず…なのでビックリしたのでしょう。
そしてここで幼き頃の縁壱(の幻)が登場。
兄の夢がこの国で一番強い侍になることならば、自分は二番目に強い侍になると微笑みます。(←いや…貴方、ブッチギリ最強ですから!)
侍…あれ?この姿…侍じゃなくね?
と気付いた時には、無一郎さんに刺された部分から体が崩れ、更に実弥さんと悲鳴嶼さんの攻撃により滅多打ちに。なお諦めない自分が、実は生き恥を晒していると自覚し、何のためにここまでしたのかという自問自答を繰り返し、ついに答えが出ます。
縁壱のようになりたかったのだと。
超優秀な弟に嫉妬し鬼となった兄。上弦の壱という最上位に就くも、80歳を超えご老体になった兄と戦い、それでも勝てず。
最期は兄が予見した未来(自分達を追い越す若者)が現実のものとなり、散りましたね。。
うーん…他の鬼達と違って、同情出来ませんでした。。
【登場した必殺技一覧】
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