第174話<赤い月夜に見た悪夢>
①玄弥の血鬼術で身動きが取れなくなりピンチに陥った黒死牟→400年前を回想
②赤い月の夜に双子の弟「継国縁壱」と出会い戦う→斬られる
③次の一撃で殺されると思ったが、縁壱は寿命で死んでいた
【主な登場人物】
・黒死牟
・縁壱
【補足】
※1:縁壱と会ったのは60数年振りであり、80歳を超えていた彼を斬る事を躊躇うが、全盛期の如き強さで斬られてしまう
【詳細・感想】
玄弥の銃弾は黒死牟の刀で弾かれてしまいますが、その後に軌道を変えてヒットします。
これには黒死牟も驚きを隠せません。
玄弥の鬼化した姿と変形した銃を見て何かに気付く黒死牟でしたが、次の瞬間、銃弾を受けた部分から樹木のようなものが一斉に生え出し、全身を固定されます。なんかNARUTOの木遁忍術みたいですが…無一郎さんも銃弾を受けていたので彼からも生えているように見えます。
これが血鬼術だと気付くも、身動きが取れない間に実弥さん&悲鳴嶼さんの柱ツートップに襲い掛かられた黒死牟は、自分の生命が脅かされる感覚により400年前の出来事を思い出します。
今回はこの回想シーンがメインとなります。
<以下、400年前の回想シーン>
赤い月夜の晩に、約60数年振りに双子の弟である継国縁壱と出会う黒死牟。
痣を発現した者は皆25歳までに死ぬのにもかかわらず80歳を超えて生きているという事実に驚きを隠せません。痣云々以前に、(時代的に)80歳まで生きるとか…ご長寿もいいところだと思いますが。。
その老いた弟に「お労しや 兄上」と涙ながらに憐れまれます。その見た目はもう若かりし頃の原型を留めておらず、お世辞にも剣豪には見えません。そんな彼に憐れまれたのです。
黒死牟は鬼狩りである弟を斬らねばならぬ事に動揺し、困惑します。全盛期をとうに過ぎた脆い肉体の老人を斬らねばならないのです。憐れまれた黒死牟でしたが、逆に憐れむような感覚だったのでしょう。
しかし!流石レジェンド縁壱さんは老人になってもなお強かった!最早チート過ぎると思うぐらいに…汗
一瞬のうちに頸に一太刀を浴び、老いてもなお強すぎる弟に嫉妬します。どこからか「兄より優れた弟など存在しない!」と聞こえて来そうな雰囲気です。
神の如き領域の弟に対し、嫉妬し過ぎて激おこな黒死牟でしたが、同時に、強過ぎる弟には勝てない…と敗北を悟ります。
ところがなんともう縁壱は直立したまま寿命で死んでいたのでした。。
…な、なんという唐突な幕切れでしょう(郭海皇VS範馬勇次郎が脳裏をよぎりました)。。
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