第170話<不動の柱>
①無一郎、突き刺された刀を自力で抜く→玄弥の依頼を聞く
②悲鳴嶼と黒死牟、鬼として生きる事と人間として生きる事を語るが見解の相違
③実弥、腹の傷を縫い終わり痣発現→悲鳴嶼&実弥VS黒死牟
【主な登場人物】
・無一郎
・玄弥
・実弥
・悲鳴嶼
・黒死牟
【補足】
※1:玄弥の依頼→胴体をくっつける手助け&上弦の髪の毛を喰わせる
※2:痣の者は例外なく25歳前に死ぬ(by黒死牟)
※3:悲鳴嶼が痣の者の例外があったことを伝え動揺する黒死牟
【詳細・感想】
黒死牟に突き刺された自らの刀を何とか引き抜く無一郎さん。
傷が深く、役に立てないと分かってはいますが、まだ戦える人の負担を少しでも減らすために「死ぬなら役に立ってから死ね!!」と自らを奮い立たせます。
刀を持ち戦いの場へと戻ろうとする無一郎さんに、体をバラバラにされた玄弥が声を掛けます。
斬られた胴体を強く押し付けてくっつける手助けをして欲しいこと、落ちている上弦の壱の髪の毛を持って来て食べさせて欲しいことを伝え、最期まで戦いたいと無一郎と想いを一つにします。
痣を発現した悲鳴嶼さんに対し黒死牟は「残念だ…」と呟きます。
痣の者は例外なく25歳前に死ぬからです。25を超えて痣を出した悲鳴嶼さんは今宵の内にも死ぬだろうと伝え、鬼達のテンプレ台詞「そんなに凄いのに…勿体無ぁい!さぁ一緒に鬼になろうよ!!」(「勿体無いお化け」を思い出します…あぁ、平成生まれには分かるまい(涙))
しかしこれまた鬼殺隊のテンプレ台詞「人間大好き!断る!!」で返します。更に悲鳴嶼さんは「侮辱された」と怒りMAX。
それでも食い下がる黒死牟。鬼になれば肉体や技の保存が出来るのに何故鬼にならないの?と語りかけます。それ程までに悲鳴嶼さんは素晴らしいという事なのでしょう。
(ここで逆に「そうだね。じゃあ鬼になるわ!」となってしまったら鬼殺隊は即全滅ですし、柱最強と謳われる彼がそんな戯言に惑わされる訳もありません(笑))
貴様の下らぬ観念を至上のものとして他人に強要するな、と悲鳴嶼さん。
ここまで言われた黒死牟…「ほう」と呟くのがやっとです(なんかちょっと可哀相な黒死牟(笑))。
更に追い打ちをかけるように悲鳴嶼さんのツッコミが入ります。
「お前は虚偽を述べた→痣を持ち25を超えても生きていた者が居ただろう」
動揺し激しく斬りかかって来る黒死牟。どうやら図星だったようです。ムキになるあたり、人間っぽい部分もあるんですね。
悲鳴嶼さんの時間稼ぎのお陰で、腹を縫い終わった実弥さんが痣を発現させながら復帰し早速黒死牟に斬りかかります。相変わらず雄叫びあげつつの直情的な感じで、格好良いです!
風柱と岩柱という異なる呼吸の使い手同士の連携技に驚く黒死牟。
ドヤ顔で「柱稽古しといて良かった」と実弥さん。
…ここから更に激しい戦闘へと展開しそうな雰囲気です!
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