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【鬼滅の刃】18巻『第154話』<懐古強襲>

第154話<懐古強襲>

<猗窩座の昔の回想シーン>
①貧乏だった狛治、病気の父に薬を持って来る為に盗みを働き続ける→親父自殺
②貧乏人は生きることさえ許されない世の中に怒り暴れる→慶蔵にボコられる
③慶蔵の武術道場で病身の娘(恋雪)の看病を頼まれる
 

【主な登場人物】

・狛治(猗窩座の人間の頃の名前)
・慶蔵(道場の師範)
・恋雪(慶蔵の娘)
 

【補足】

※1:薬が高価で買えず盗みを続けた狛治
→親父「人様から金品を奪ってまで生き永らえたくはない」と自殺
※2:親父の自殺で荒れていたところ慶蔵と出会い殴り掛かるが返り討ちにあう
→道場の門下生に勧誘される
※3:慶蔵の雰囲気が炭治郎と似ている
→炭治郎を不快に感じた
→過去を想起させるからだったと気付く
 

【詳細・感想】

義勇さん、視界が狭窄し左耳が全く聞こえず右手には感覚が無くなり失神しかけつつも炭治郎を守る為に刀の柄を強く握り締めます。
一方、猗窩座と謎の女性とのやり取りが続きます。※以下、猗窩座 女性→女
 
:手を放せ
女:もうやめにして向こうに行きましょう(泣)
:俺は奴らを殺さなければならない
女:どうして?
:俺は強くならなければいけない
女:どうして強くなりたいの?(泣)
:強くなければ持って帰って来れないから
 
ここから猗窩座の幼少期(人間の頃の名前:狛治)に場面が変わります。
持って帰って来るというのは、父親の薬の事でした。
強くなければ盗んだ財布を持って逃げきることができない、返り討ちに遭っても勝てない、奉行所に捕まって刑罰を喰らう…
貧乏だった狛治は、わずか十一歳で盗み(犯罪)を繰り返し刑罰を喰らい続けていましたが、それらは父親に高価な薬を飲ませるためでした。
しかしある日、それを知っていた父は自殺してしまいます。
遺書には、狛治には真っ当に生きて欲しい、まだやり直せる、人様から金品を奪ってまで生き永らえたくはない、迷惑をかけて申し訳なかったと書いてありました
狛治は、貧乏人は生きることさえ許されない世の中に憤り、荒れに荒れます…。
全て父親の為にしてきたこと…父親の為なら自分が死んでも良かったとさえ思っていたのです。な、泣けますね。。自分が悪人になっても関係無く、ただただ父親に元気になって欲しかった事から始まったことでしたが、その父親に自殺されてしまうだなんて悲し過ぎます。。
誰彼構わず殴り掛かっていたところ、慶蔵という道場主に遭遇します。(※雰囲気が炭治郎にとても良く似ています…特に笑顔)殴り掛かりますが、逆にボコボコにされ道場に連れて行かれた狛治は、そこで慶蔵の娘(恋雪)の看病を任されます。
果たしてきちんと更生出来るのでしょうか!?
 


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